漢方療法

漢方療法について

女性の体は年齢やライフステージによるホルモンバランスの変化に敏感であり、月経トラブルや更年期の不調など、様々なデリケートな悩みを抱えやすい特徴があります。当院の漢方療法では、西洋医学の検査では明確な異常が見つかりにくい「なんとなく体調が悪い」「冷えや疲労感が抜けない」といった未病の症状に対しても、患者様お一人おひとりの体質や症状に寄り添い、丁寧に対応いたします。

診察の際は、女性医師がじっくりと時間をかけてお話を伺い、必要に応じて問診や内診、経腟超音波検査、血液検査などを行います。症状の原因を的確に把握した上で、個々の体質である「証(しょう)」を見極め、ライフスタイルに合わせた最適な漢方薬をご提案いたします。

漢方療法の効果・メリットについて

漢方療法は、特定の症状だけを抑えるのではなく、体全体のバランスを整えることで、以下のような様々な効果やメリットが期待できます。

  • 人間が本来持っている自然治癒力を高め、体の内側から不調を和らげる効果が期待できます
  • 冷え症、のぼせ、イライラ、慢性的な倦怠感など、原因がはっきりしない多様な不調に対してアプローチが可能です
  • 月経痛(生理痛)や月経前症候群(PMS)、更年期障害といった女性特有の幅広いお悩みに対応できます
  • ピルやホルモン補充療法(HRT)などの西洋医学的なアプローチに抵抗がある方や、お体への負担からそれらの治療が難しい方にも選択肢として取り入れやすい治療法です
  • 西洋薬と比較して副作用が穏やかである場合が多く、ご自身の体質に合った漢方薬を継続することで、根本的な体質改善を目指すことができます

漢方療法の副作用・注意点について

胃腸の不快感

漢方薬は自然の生薬を組み合わせたお薬ですが、患者様の体質やその日の胃腸の調子によっては、服用後に吐き気や胃のむかつき、食欲の低下などを感じることがあります。もし不快な症状が続く場合は、お薬の種類や服用するタイミングなどを調整いたしますので、無理をせずに医師にご相談ください。

アレルギー反応や発疹

ごくまれにですが、漢方薬に含まれる特定の生薬に対して体がアレルギー反応を起こし、皮膚のかゆみ、発疹、蕁麻疹などが現れるケースがあります。お薬を飲み始めてから皮膚に何らかの異常を感じた場合は、ご自身の判断で服用を続けず、すぐに服用を中止して当院までご連絡ください。

偽アルドステロン症

甘草(かんぞう)と呼ばれる生薬が含まれる漢方薬を長期間にわたって服用したり、複数の漢方薬を同時に服用したりした場合、血圧の上昇、手足のむくみ、しびれ、筋肉の脱力感などの症状が現れることがあります。当院では患者様の安全を第一に考え、定期的な問診や血液検査などを通じてお体の状態を確認しながら慎重に処方を行っております。

肝機能障害および間質性肺炎

非常にまれなケースではありますが、漢方薬の服用により体がだるくなる、皮膚や白目が黄色くなる、発熱、空咳、息切れといった症状が出ることがあります。これらの症状は肝機能障害や間質性肺炎の兆候である可能性がありますので、少しでもいつもと違う体調の変化に気づいた場合は、速やかに服用を中止して受診してください。