月経移動

月経移動について

月経移動とは、旅行や結婚式、試験など、大切なイベントと生理(月経)が重ならないように、ホルモン剤(ピル)を内服して生理のタイミングを意図的にずらす方法です。女性医師がお悩みに寄り添い、患者様のご予定やライフスタイルに合わせた服用スケジュールをご提案いたします。

月経移動の効果・メリットについて

ピルを用いて計画的に月経移動を行うことで、以下のような多くのメリットが得られます。

  • 大切なイベント当日の生理痛や体のだるさなどの不快感を回避できる
  • 経血漏れの心配がなくなり、安心して一日を過ごせる
  • 旅行先での温泉やプールなどのアクティビティを気兼ねなく楽しめる
  • 試験や仕事の重要な場面で集中力を維持しやすくなる
  • イベント直前の生理前症候群(PMS)による気分の落ち込みやイライラを避けられる

月経移動の検査・施術内容について

安全かつ確実に生理の日程を調整するため、当院では以下のプロセスで処方を行っております。

問診

現在の生理周期や次回の生理予定日、ずらしたい期間を詳しくお伺いします。あわせて、過去のピル服用歴や現在治療中の病気、ライフスタイルなどを確認し、患者様に適した処方方針を決定します。

超音波検査(エコー)

必要に応じて、経腟超音波検査や腹部超音波検査を行い、子宮や卵巣に異常がないかを確認することがあります。

ピルの処方と服薬指導

生理を早める方法、あるいは遅らせる方法のどちらが適しているかを判断し、中用量ピルなどを処方いたします。お薬の服用期間や飲むタイミングについて、わかりやすく丁寧にご説明します。

月経移動の副作用・注意点について

月経移動に用いるピルは安全性の高いお薬ですが、服用にあたっては以下の副作用や注意点を理解しておくことが大切です。

吐き気や胃の不快感

お薬の飲み始めに、軽い吐き気や胃のムカムカを感じることがあります。多くの場合、数日服用を続けることで体が慣れて症状は落ち着いていきます。

不正出血

お薬を服用している期間中に、少量の出血が見られることがあります。指示通りに服用を継続していれば問題ないことがほとんどです。

頭痛や乳房の張り

ホルモンバランスが変化することに伴い、一時的に頭痛が起きたり、胸が張って痛みを感じたりすることがあります。

血栓症のリスク

頻度は非常に稀ですが、血管内で血液が固まってしまう血栓症のリスクがわずかに上昇します。激しい頭痛、ふくらはぎの痛み、息苦しさなどの初期症状を感じた場合は、直ちに服用を中止して医療機関を受診してください。

服用スケジュールの厳守

ご希望通りに生理のタイミングをずらすためには、医師の指示通りに毎日忘れずにお薬を飲むことが最も重要です。飲み忘れがあると予定通りに月経移動ができない可能性があるため注意が必要です。